仕事では上司からの業務以外の資料作りや研究、小規模のメンバーでの活動のリーダーなど頼まれ事をよくされる機会があると思います。
ほんとは絶対にやりたくないことでも上司や先輩から言われると断りたくても断れず引き受けてしまい結局は上司も先輩も人任せになり「どこまでやった?」など言われ精神的に参ってしまうようなことが起こっていませんか?
仕事は一生懸命やるけど普段必要ない業務を押し付けられるのは嫌だと思っていても断りきれないあなたに考え方と断り方の秘訣を教えます。
私も仕事ができない人間で断ると今後の仕事に影響が出ないか不安でNOと言えない性格でした。
しかし先輩や専門のカウンセラーに相談し今では断る重要性を理解することができ以前の私とは生まれ変わることができました。
そして余分な仕事を断ることができたにも関わらず職場関係は良好に保てています。
今回はその考え方の変化や断り方のコツをお教えしたいと思います。
そもそもなぜ必要のない仕事を断ることができないのか
まず断りきれない原因を洗い出していきます
- 仕事に対して劣等感があり断るとその後の関係に影響が出そう
- 上司も上から言われ誰を参加させるか困っているため可哀想
- 断ると評価が下がりそう
- 他の人が仕事ができるから余分な仕事は自分が犠牲になったほうがいい
- 断っても言いくるめられて結局はやる羽目になってしまう。
以上の5つの要因が考えられます。
このような場面ではなかなか断る勇気が出ずに徐々に相手のペースに持ち込まれて最終的には依頼を受けてしまい肉体的にも精神的にも疲れてしまいます。
この5つの原因を一つ一つ解決していくことであなたも余分な仕事を断る勇気が出るようになります。
以下で解説しますので参考にしてみてください。
①仕事に対して劣等感があり断るとその後の関係に影響が出そう
あなたが仕事に対して自信がない場合、上司や先輩からの頼まれごとを断ると嫌われてしまい、その後の関係に影響が出ないか不安で断ることができないと思う方もいると思います。
ただでさえ仕事ができなくて上司や先輩から目をつけられているにもかかわらず依頼を断ることで更に空気が悪くなるのは避けたいと感じるのは至極自然なことです。
しかし余分な仕事をするのは逆に普段の仕事が更におろそかになってしまう可能性があります。
余分な仕事を増やすことはそれなりのリスクがあるのです。
またあなたは人がいいため上司や先輩は仕事を頼みやすいと感じています。
普通なら仕事ができてゆとりがある人に頼むはずですがあなたなら断らないだろう、頼んでも嫌な顔はしてこないだろうと考えています。
その関係性を変えない限り何度も理不尽な仕事の依頼をしてきます。
つまり口では期待しているとかあなたならできるとか言われても結局あなたは上司や先輩にとって都合のいい存在になっているだけなんです。
ときには嫌な顔を見せて断る勇気が必要です。
それで関係が悪化することはありません。
あなたには周りの同僚がいます。
同僚と仲良くしているうちは上司や先輩もあなたを無視することはできません。
上司や先輩から好かれようとするより同僚との関係を良好に保つことが一番重要です。
②上司も上から言われ誰を参加させるか困っているため可哀想
上司ももっと上の立場の人から依頼を受けて仕方なく頼んでくることもあります。
その時は困っている上司をみてあなたは助けたいと感じ依頼を受けてしまったことでしょう。
しかしあなたがやりたくないことを上司が困っているから助けるのはやめましょう。
上司は仕事の効率や職場全体の管理をすることが仕事です。まず仕事がいっぱいいっぱいのあなたに頼むのは管理職としてありえません。
上司や先輩の問題をあなたが背負う必要はありません。
そこであなたが普段の仕事に支障が出るようでは本末転倒ですから。
あなたは普段の仕事を一生懸命に頑張って上司や先輩の余分な仕事を減らせるように努力することが一番の手助けになります。
③断ると評価が下がりそう
これもよく思いがちです。しかし断って一時的に嫌な顔をされてもあなたの評価は変わりません。
なぜなら断ろうが受け入れようが最初からあなたの評価は決まっているからです。
評価と言ってもあなたの仕事のできだけではなく性格も入ってきます。
「この人は仕事はできるけど他の仕事を頼むと嫌な顔をする」など上司や先輩はみていないようで職場のスタッフ全員を把握しています。
あなたがどのような評価になっているかは上司や先輩にしかわかりませんが少なくとも頼みやすい人と思われているのは間違いないです。
そこの頼みやすいという評価を変えない限り何度でも、困った際はあなたに仕事を振ってくることでしょう。
まずはどのように思われても関係ないやくらいの気持ちになって断る勇気を持つことが大事です。
決して断っても、受け入れても仕事での評価は変わりません。
受け入れてしまうと更にどんなことでも断らないと思われる可能性がありますので頑張って断ることも必要です。
④他の人が仕事ができるから余分な仕事は自分が犠牲になったほうがいい
まずこのように思っている方がもしいれば根本的な間違いに気づきましょう。
仕事ができる人にはゆとりの時間が生まれます。そのゆとりの時間を使って他の人のフォローや別の仕事をこなすことが可能です。
誰がしても最終的に終わっていればいい仕事や看護の世界で言えばナースコールの対応などは先輩・後輩関係なく仕事にゆとりがある人が優先的にいくべき仕事です。
自分は他の人よりできていないから余分な仕事は頑張らないとなど考える必要はありません。
仕事のできる量や質は人それぞれ違います。
他の人と比べる必要はありません。
なぜならその人も現職場ではできると思われているかもしれませんが他のもっと優秀な人達が集まる世界に入ればできない部類に入る可能性があるからです。
あなたが比べるのは他の人ではなく自分です。
昨日より今日の方ができるようになれば成長できたといえるでしょう。
他の人と比べて焦るのは成長したあなたを気づけない状況に陥ります。
是非昨日と今日の自分の比較をして成長を感じ取れるようにしましょう。
そして今の仕事内容にもし余裕ができてきたなら他の余分な仕事も自分の成長のために挑戦してみましょう。
⑤断っても言いくるめられて結局はやる羽目になってしまう。
せっかく断っても相手の方が言葉遣いが上手く、反論ができずに受け入れてしまうことも私も経験しました。
その場では受け入れてもあとで必ずなぜもっとちゃんと断ることができなかったんだろうと後悔する羽目になってしまいますよね。
あなたは優しい性格なので断ったあとの相手の気持ちを考えてしまうようです。
しかしそれではいつまで経ってもあなたの負担は増え続けるばかりで結局は毎日辞めたいと思いながら毎日仕事に行くことになってしまいます。
あなたの負担を減らすためにも相手のことよりも自分のことを考えて返答するようにしましょう。
相手もあなたの将来を背負うまでのことは考えてないです。
人間が一番大事にするのは家族以外では自分です。
血の繋がっていないあなたの将来を考えて本当にあなたに仕事を依頼しているでしょうか?
大体の人は誰でもいいからこの仕事を引き受けてくれないかな?と考えながら依頼してきます。
その人にとってあなたが言いやすい相手なら尚更です。
このことを理解した上でなんと言われようと絶対に断る意思を持つことが大事です。
まとめ
依頼された仕事を断れない理由はあなたが依頼してくる上司や先輩の顔色を伺っているからです。
嫌わてたくない、断ったら可愛そうと考えてしまうのは本当によくわかります。
しかしそれであなたが仕事に行くのを苦痛に感じてしまうのであれば断る勇気が必要になります。
やりたい仕事はやりたい、やりたくない仕事はやりたくないとしっかり意思表示することで無茶な仕事の依頼はなくなります。
仕事をする上で給料も変わらないのに余分な仕事をするのはあなたの仕事に対する意欲を欠如させてしまう原因になります。
相手のことよりも自分のことを一番に考えて断る勇気を持てるようにこれからもがんばってください。
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