家族・親戚

現役看護師が教える自宅、病院で使える体位変換枕のオススメ3選を紹介

体位変換が難しい方に床ずれ予防のため枕の購入を考えている方もいると思います。

また入院している患者さんに対し病院側から体位変換枕の購入依頼をされる方もいると思います。

今回は現役看護師で実際に患者様の家族の方に購入をオススメしている体位変換枕を3選紹介したいと思います。

コスト面や使用する方の状況によりどの体位変換枕がよいのか迷われる方は今回、タイプのメリット・デメリットも記載するのでそちらを参考にその人に合った商品のタイプを見つけていただける内容になっていますので是非検討してみてください。

そもそも体位変換枕とは

まず「体位変換枕が何なのか、そしてなぜそのような物が必要なのか」について知らない方もいると思うので説明します。

体位変換枕とは・・・

普段ベッドに横になっている際、人は意図的、または無意識に体位を変更しています。

横向きで寝ていても仰向けになったり寝返りを打つことにより身体の圧迫を予防しているのです。

もし仮に圧迫を続けてしまうと身体に流れる血液の循環が悪くなって、圧迫されたところが血液の流れを阻害し皮膚が壊死してしまいます。

それが褥瘡(床ずれ)といい、さまざまな悪影響を起こしてしまいます。

一般的に2時間圧迫し続けると褥瘡が発生すると言われています。

普通に寝返りが打てる人は問題ないですが中には自分で身動きが取れず向きを変えてあげないと皮膚の圧迫を取り除くことができない人もいます。

この方達に必要な物が体位変換枕です。

体位変換枕を最低2時間に1回向きを変えるために使用することで褥瘡を予防することができます。

この役割を果たすために体位変換枕が必要になるのです。

でも体位変換枕を買おうと思っても種類もいっぱいあり、お金もかかることから失敗したくないと考える人も多いと思います。

そこで今回は沢山の患者さんの在宅復帰に貢献してきて、実際に患者さんや家族に体位変換枕の購入を依頼している現役看護師のわたしがオススメの体位変換枕を紹介したいと思います。

オススメの体位変換枕

  1. 体位変換クッション メッシュ カバーリング式 高質 高反発ウレタン 日本製 洗える 通気性 床ずれ防止 床ズレ防止 褥瘡 三角クッション
  2. MOGU 体位変換に使いやすい筒型クッションロング(本体) 茶 約幅18cm×長88cm
  3. 日本製 介護用三角クッション 2個セット メッシュタイプ 【ライトブルー】

上記3種類の体位変換枕がオススメになります。

このタイプを購入すれば間違いはないですがいくつものタイプがあると迷ってしまいますよね。

なので一つ一つメリット・デメリットを紹介しその人に合った商品の購入を検討するようにお願います。

①体位変換クッション メッシュ カバーリング式 高質 高反発ウレタン 日本製 洗える 通気性 床ずれ防止 床ズレ防止 褥瘡 三角クッション

・このタイプは三角形の形をしているため横向きの際に背中の下に敷き込むことができます。

そして洗えるのが魅力です。

よく飲み物をこぼしたり、排泄部による汚れが付くことが多いです。

買ったものはいいものの洗えないと汚れたまま使用することになったり、すぐに買い替えしないといけなくなったりとコスト面で大きな痛手になる場合があります。

そのコスト面を考えると洗い替えができるタイプがオススメです。

デメリットとしては上半身からお尻の部分までしか使用できないところです。

褥瘡ができやすい部分はお尻の部分がよくできると思われがちですが、

他にもくるぶしやかかとなどできやすい部分は沢山あります。

そこを補えないところはデメリットになりますが体位変換した際に一緒に少し足を浮かせてあげたりすることで解消できます。

MOGU 体位変換に使いやすい筒型クッションロング(本体) 茶 約幅18cm×長88cm

・2つ目に紹介するのは円筒形の体位変換枕です。

これは商品が長いため抱きまくらに使用したり背中に入れたりと色んな使い道があります。抱きまくらのように使用すると足も褥瘡の予防になります。

デメリットは丸いことで背中に入れた際はズレてしまって身体が結局圧迫してしまったり、

抱きまくらのように抱え込むことができない人にはただ横に置いているだけになってしまったりすることです。

しかし中には三角形の体位変換枕を下に敷き込むと不快感から自分で外してしまう方もいるので敷き込むのが嫌だと言われる方にはこのタイプがオススメです。

日本製 介護用三角クッション 2個セット メッシュタイプ 【ライトブルー】

・最後に紹介するのが三角形の2つに分かれたタイプの体位変換枕です。

このタイプは1つは背中に敷き込んで、もう一つは足を浮かせたりと分けて使用することができます。

しかもカバーは洗えるので汚してもカバーを洗って再度使用することができます。

デメリットは2つあることで手間が増えたり、一つが小さいため身体全部を補えなかったりすることです。

しかし2つを繋げて使用することも可能で色んなタイプの人に使用しやすいものになります。

まとめ

今回3種類の商品のメリット、デメリットを紹介しましたが上記の商品ならどのタイプを選んでも問題なく使用できます。

一番大事なことは最低でも2時間に一回は体位を変えてあげることです。

こまめに体位変換を行うことで褥瘡は予防できます。

一度褥瘡ができてしまうと、治すのにとても時間がかかり、場合によっては重症化するリスクもあるため注意が必要です。

あなたも同じ体位をずっとしていたら苦痛だと思います。

少しくらい大丈夫だろうと考えず、相手の立場になって考え、行動することでより良い介護に繋がることでしょう。

大切な人を守るためにもそこを意識して行動していきましょう。

関連記事にはこちらのリンクを参考にしてみてください。

現役看護師のプロが教える高齢独居者の内服管理方法オススメ2選を紹介

高齢者一人暮らし。一人で測定ができる血圧計のオススメを現役看護師が教えます。

失敗しない高齢者のオムツ選び。現役看護師のプロが紹介します。