家族・親戚

失敗しない高齢者のパッド選びを現役看護師のプロが教えます

皆さんの中には両親や祖父母の方のためにオムツは購入したけどどのようなパッドを選んで購入したらいいのかわからず悩んでいる方もいると思います。

また病院に入院している際にパッドの購入を依頼された方もいてどのような種類のパッドを購入したらいいのかわからない方も多いと思います。

そんな方に今回は現役看護師で普段からよく家族の方にオムツやパッドの購入の依頼をしている私が失敗しないパッド選びをお教えいたします。

もし迷っている方がいれば参考にしていただけると幸いです。

オムツとパッドの違い

まず知っておきたいのがオムツとパッドはどのように違うのか。

どちらか片方だけ使用するのでは駄目なのか、

この疑問を解決していきたいと思います。

オムツとパッドは似ているようで、使用意図が全く違います。

イメージとしてはパッドを当ててオムツでカバーするイメージです。

要するにパッドは排尿時に頻回に交換するものでオムツはパッド内に尿もれが収まっていればパッドのみの交換で済むためそこまで交換する頻度が少ない商品になります。

そのためオムツは枚数が少なくコストは高め、パッドは枚数が多くコストが低めという特徴があります。

つまり、オムツとパッドを両方使用することが正しいオムツ、パッドの使用方法になります。

オムツの種類の違いやどのようなタイプがあるのかは別の記事に投稿しているので下記を参考にしてみてください。

失敗しない高齢者のオムツ選び。現役看護師のプロが紹介します。

今回はパッドのことについて詳しく紹介していきます。

パッドの種類と特徴

続いてはパッドの種類と特徴について紹介します。

パッドの大きさには沢山の種類があり尿量によってパッドの大きさを変更したり、取り替える頻度でも種類を変更したりする必要があります。

よく布パンツに装着するようなナプキンを当てている方もいますが排尿時は尿もれすることが多く場合によってはパッドだけでなくオムツも汚染して交換することになることもありオススメしません。

※このようなタイプの商品はオススメしません。

ではどのようなタイプのパッドがオススメなのか、特徴を混じえて下記にまとめました

①白十字 サルバ 紙パンツ用 尿とりパッド やわ楽 2回 52枚 大容量 大人用紙おむつ

特徴・比較的小さめのパッド
・吸収量が少なめだがコストが安い
どのような人にオススメなのか・日中に装着する人
・尿量が少なめの人
・一回の排尿ごとに交換する人

②ライフリー ズレずに安心 紙パンツ用尿とりパッド 夜用 20枚 6回吸収

特徴・大きめのパッド
・吸収量が多い
・コストはやや高め
どのようなひとにオススメなのか・夜間装着する人
・尿量が多い人
・数回排尿後に交換する人

このようにパッドにもタイプや種類が異なります。

よく私の病院で家族の方に説明するのは日中はこまめにパッド交換するため小さめのパッドを依頼し、夜間は熟眠できるように大きめの吸収量の多いパッドを購入していただくように説明することが多いです。

ただどのようなタイプがいいかはひとそれぞれ違います。

使用している人が不快に感じるようであればすぐに交換するため小さめのパッドを使用したり、夜間頻回にパッド交換するこで不眠になるようであれば大きめのパッドを使用したり、その時の状況によって使い分ける必要があります。

しかし基本的には日中は小さめのパッドを使用し夜間は大きめのパッドを使用するというように上記で紹介した2種類のタイプを購入すれば間違いはないです。

実際に使用してみて尿量や交換頻度によって再度パッド選定するのもよいでしょう。

まとめ

今回はパッドの選定について紹介しました。

実際に購入を検討している方は種類も多く迷うことも多いでしょう。

まずは使用する方の排尿パターンや尿量を把握しどのようなパッドがいいのか使用しながら検討・変更していくとよいでしょう。

しかしいくらコストが安いからと言ってナプキンなどの極端に小さいパッドを使用するのは逆にパッドの吸収量を超えた際にオムツを交換することになるので余計にコストがかかってしまいオススメしません。

色々迷われると思われますが是非今回の記事を参考にしていただけると幸いです。

関連記事はこちらのリンクを参考にしてみてください。

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