よくあの人は仕事ができるけど自分は仕事ができないと悩んでいる人を多く見かけます。
自分はいい大学を出たのに他の人よりも仕事ができないと落ち込む人もあなただけではなく沢山います。
なぜ人より劣等感を感じるのでしょうか。仕事を出来る人とできない人はどこが違うのか。
今回はここを焦点に当てて違いを紹介していきたいと思います。
私は看護師を長年していますが同期や後輩と比べて仕事ができずにずっと悩んできました。
ただ周囲の優しい先輩たちに支えられて今でもなんとか続けることができています。
その先輩達からもらったアドバイスや、悩み相談カウンセラーからの助言を紹介していきたいと思います。
仕事に劣等感を持っていてもこの内容を見ればあなたもきっと気持ちが楽になると思いますので是非最後まで見ていってください。
仕事が出来る人とできない人の違い6選
仕事が出来る人の特徴
- 楽しんで仕事をしている
- ポジティブな発言をする
- 優先順位を把握している
- わからないところは自分で調べる
- メモを取る際は箇条書きで自分にだけわかるように書く
- 自分の仕事量を把握し、できないことはできないとはっきり断ることができる
仕事ができない人の特徴
- 嫌々仕事をしている
- ネガティブな発言が多い
- 優先順位がわからずどこから手を付けていいかわからない
- わからないことはすぐ人に聞く
- 多量の内容のメモが綺麗にまとめてある
- 自分の仕事量が多くても、頼まれた別の仕事を引き受けてしまう。
上記のように仕事ができる人とできない人は全く逆の考え方や行動をしてしまっているのです。
ここを理解できて改善していけばあなたも仕事ができる人に変われる可能性があります。
ではどのように考え方や行動を変えていったらいいのか具体的に改善策を見ていきましょう。
仕事ができる人になるために行うべきこと
①楽しんで仕事をする
仕事は苦痛で楽しくない。早く一日が終わらないかなと考えながら仕事をしている人も多いと思います。
しかしそのように仕事を嫌々やっていると仕事内容を中々覚えることが難しいです。
例えばあなたが好きなことは他の人よりも知識が豊富で覚えていることも多いと思います。
しかし興味がない話題は何回聞いても覚えていないと思うことがあるはずです。
仕事でも一緒です。
楽しくて興味を持って仕事をすれば覚えが早いですが
早く終わらないかなぁ、楽しくないなぁと思いながら仕事をすると成長が鈍化します。
決してあなたの覚えが悪いのではなく興味を持って仕事をしているかしていないかで覚えるスピードが断然に変わってきます。
どうせやらなければならない仕事なら楽しんで働く方がメリットが沢山あります。
「今日はここまでやってやろう」「今日こそここまで覚えるぞ」など小さな目標を持ちながら仕事をすることで少しでも楽しく行えるようにしていきましょう。
②ポジティブな発言をする
よく自分にはできない、私なんて・・・と思って口にする方がいらっしゃいます。
そのような発言をよくする人はとても損をしています。
なぜなら一緒に仕事をしている周りのスタッフはあなたがどのように仕事をしているかまじまじと見ているわけではないからです。
それがなぜ損をしているのかというと、周りの人達はあなたが仕事をどれだけできるのかをあなたの発言で判断している要素があるからです。
確かにミスを起こしたりすると周囲の人達に見られて仕事ができないと言われることもありますが、普段の仕事内容はあなたの言葉や態度(堂々としているのかオドオドしているのか)で大体を把握しています。
なのでよくわからないことでも堂々としてわかっているような振りをするだけで周囲からは「あの人はしっかり仕事をこなせているよね」「なんだかんだあの人は上手くこなせるよね」など思われるようになるのです。
看護師としての仕事は患者さんとの関わりがあります。
「私は人よりできない」というような発言をしていたり「オドオド」している人が本当は他のスタッフより知識や技術があってもあなたはその人のから医療を受けたいでしょうか?
恐らくあなたはこの人は仕事ができないから他の人と変わってほしいと思いますよね。
過度にできると言ってハードルを上げることはしなくてよいですがまずは自信をもっているように相手に見せることであなたへの仕事の信頼度は確実に上昇します。
③優先順位を把握している
仕事をしていく上で重要なのが優先順位をつけて一つ一つこなしていくことです。
仕事ができる人は今自分が何の仕事が終わって何の仕事が終わっていないのかしっかり整理できています。
それに比べて仕事ができないと言われる人はどれもこれも手をつけて今自分が何をするべきなのかテンパってわからない状況に陥りがちです。多量に仕事がある、忙しい状況こそ一旦冷静に立ち止まって優先順位をつけて行くようにしましょう。
ではどのように優先順位をつけていったらよいのか。
まずはメモを書くことです。
例えとして看護師の世界での仕事の優先度を以下の表に少しまとめました。
優先度:高 | 点滴の更新、急変患者の対応、、診察の補助、検査の対応、床にこぼした水の拭き取り |
優先度:中 | 点眼薬の時間、身の回りの介助(食事、更衣、清拭)、食後の歯磨き介助 |
優先度:小 | 物の配置換え、看護研究の進行、整理整頓、スタッフの教育、花瓶の水換え |
上記の表をみると、患者さんに影響が大きいものは優先度が高く、患者さんに影響が少ないものは優先度が低いことがみてわかります。
しかし冷静に考えるとわかるけどいざ行動するとなると頭がこんがらがって何を今優先するべきかわからなくなりますよね。
私もすぐにテンパってしまう性格なので私がした対策を紹介します。
それはズバリ上記の表を活用し
優先度:高 | 点滴10:00( )検査の介助10:15( )点滴16:00( ) |
優先度:中 | 患者の着替え9:30( )食事介助12:00( )歯磨き12:30( ) |
優先度:小(スキマ時間) | 花瓶の水換え( )本棚の整理( ) |
このように行う仕事の時間と内容の横に( )をメモしておくことで忘れるこを防止することができます。
終わった内容には(✔)このようにチェックマークを入れることでどこまで仕事が終わったのかすぐに整理することが可能です。
これをやっておくと急な仕事(例えば患者の急変対応など)が入ってきても冷静に確実に仕事を終えることができるようになります。
④わからないところは自分で調べる
仕事ができる人は他の人にあまり頼りません。
わからないことがあってもまずは自分で調べたり、行動したりして行った上で助言を聞くようにします。
確かに勝手にやって見当違いのことをして怒られる人がいますがそれはわからないいまま行っているからです。
仕事ができる人はまず効果とリスクを考えます。
どういうことかというと、
「これをやるとどれだけのメリットが生まれるのか、これが失敗してしまったらどんなことが起きるのか」これを考えながら行動することが大事です。
これに火をつけたら暖かくなる。しかし火をつけたら爆発するかもしれない。それなら今火をつけていい状況なのか、どのくらいの火力で火をつけたほうがいいのか、周りに爆発するような物がないかなど色々なことを調べてから火をつけないと怖いですよね。
このような頭の回転を行うことが出来る人が仕事ができると言われる人達のやり方です。
効果とリスクを常に意識しながら行動していけば少しずつですが何をするにしても自然に考える力が養います。
まずは意識して取り組むことが大事です。
⑤メモを取る際は箇条書きで自分にだけわかるように書く
仕事ができない人ほどメモに時間をかけ満足して活用できていない人が多いです。
メモは他人に見せるものではありません。
自分さえわかればいいのです。
仕事ができる人のメモは、自分がわかるように箇条書きで短縮しながら書き、繰り返し実践で訓練しています。
メモをオシャレに作成する時間があれば何度も実践訓練を積み上げましょう。
漢字を覚える時、何度も字を見ても覚えるのは難しいですが何回も書いてみることで覚えることができるとおもいませんか?
覚えるスピードは人それぞれ違いますが、このように経験積むことが仕事ができるようになる一番の近道です。
⑥自分の仕事量を把握し、できないことはできないとはっきり断ることができる
仕事をする上で自分の仕事量を把握することは重要です。
もし自分がこなせる範囲以上の仕事量があなた一人に課せられていたら時間内に仕事を終えることができないですよね。
上司や先輩は、はっきり言ってあなた一人の仕事量を適量とわかって仕事を依頼してくる人は殆どいません。
そうなると仕事を時間内に終えることができなかったあなたは仕事ができないとレッテルを貼られる結末になる可能性があります。
一生懸命やって仕事量も他の人よりも多いのに仕事ができないと思われるのは本当にひどいことです。
そうならないためにもできない量の仕事を依頼されたら断りましょう。
でも断ると関係が悪化するのでは?と考えて断り切れない人もいると思います。
大丈夫です。仕事ができる人は自分の意思をしっかり持っています。
話しているときも自分で発言して自信を持っている人が多いです。
その人から仕事量が多くてできないと言われると実際に仕事の量を把握していない上司や先輩は納得してくれて関係が悪化することはないでしょう。
あなたもそのような性格になれとは言いません。
しかしできないものはできないと断る勇気を持って行動してほしいです。
それができればあなた自身も、意見が言えたと自信になり、
それをみた上司や先輩からあなたの仕事に対する評価が上がること間違いなしでしょう。
まとめ
仕事が出来る人とできない人の差はズバリ雰囲気が一番影響するんです。
あなたの周りはあなたの仕事内容をしっかり理解している人は殆どいません。
あなたが楽しんで仕事をしているか、自信を持って仕事をしているか、時間内に仕事が終わっているのか、
このような状況をみて仕事ができている、できていないと判断している人が多いです。
失敗は誰でもします。どんなに天才でも失敗をしない人はいないです。
しかし同じ失敗を繰り返さないように努力することが重要です。
失敗したことで今後このようなミスはしなくなるからよかった。などとポジティブに物事を考える思考を身につけ、楽しんで働くことが一番の成長に繋がります。
自信を持って堂々と行動し紹介した表を活用しながら仕事を取り組んでみてください。
必ず成長した姿を周囲の同僚や、先輩、後輩、上司に見せることができるでしょう。